« チアシード | トップページ | ネスプレッソ »

2006年6月20日 (火)

34枚目のユーミン

Yuming

荒井由美時代のユーミンが好きなんです。今更、昔のユーミンについて色々語るのもヘンですが、34枚目となるオリジナル・ニューアルバム「A GIRL iN SUMMER」はそんな荒井由美時代を思い出させるような、いつもの松任谷由実とは少し違ったテーマ、イメージのアルバムでした。

ユーミンほど歌詞が理解しやすく、物語が鮮明な映像として浮かび上がるアーティストも珍しいですが、ユーミンは歌詞をクリエイトする際、コピーライター的に心情から入るのではなく、映像から入る場合が多いそうです。

まず、映像があって、天気や時間や季節などの色彩がだんだん見えてくると、自然と相応しいキャラクター像がそこに動きだしているのだとか・・・

ある雑誌のインタビューで「オレンジのトンネルの横顔はまるでネガのようだわ」等の歌詞は一体どうやって生まれてくるのか?という質問に対して、ユーミンは、こう答えていました。

ガラス製のものをデッサンする時に、先入観で描こうとすると絶対に描けない。輪郭が全くないところでも光を追うことによって、黒い影があったり太い線が当たるところがある。光をただただ追う事によって「オレンジのトンネル〜」のようなバイブレーションが生まれてくるんだと思う・・・

結構難しい事を言っていますが、なんかすごく格好いい表現をしてますよね。僕自身もその昔必死でデッサンを描いていた時代があるんですが、誰もが先入観でモチーフを見ていた気がします。デッサンというのは人それぞれ違う解釈や独自の観察力で描かれるものだとは思いますが、ユーミンの言っている事が理解出来たときに、初めて誰も思いつかないようなモノがクリエイトされるんでしょうね。

そういえば毎日のようにデッサンを描いていた高校時代、色彩構成の授業があったんですが、担当の先生が多摩美大の卒業生でユーミンとは同級生だったらしく彼女は日本画を専攻してたという自慢話をしていたのを思い出しました。その当時、先生は非常勤講師として授業を教えていて、本職はグラフィック・デザイナーだったんですが、今、僕がデザインを仕事にしているのも、その先生の影響がすごく大きかったんだと思います・・って話変わってるな・・・

ちなみに・・・
ユーミンという愛称は、13歳の頃に初恋相手の中国人につけてもらったものだそうです。英語ではYUMINGと表記するのでヘンだなと思ってましたが、中国ではよくあるポピュラーな名前らしい。それを聴いて納得!!

さざ波

|

« チアシード | トップページ | ネスプレッソ »